オーストラリア 260日目

今日の日記は、まとめようと思ったけどまとまらなかった…。
読みにくかったら勘弁。

AUSに来て早8ヶ月経過。
英語喋るのにもかなり慣れてきた。
さっきキャサリンが、あたしが昨日喉が痛くて喋れなかったのを心配して聞いてくれた。
「Hi、Goma。今日の感じはどう?」
「ん、だいぶ良くなってるよ。今日は喋れるもん(笑)」
「良かったわー。」
なんて、いつもどおりの会話をしてたら、突然学生時代の英語の授業を思い出した。
だるい英語の授業、始まりはいつも出席のときに聞かれる「How are you?」からだった。
How are you?
ご機嫌いかがですか、という日本ではなかなか使わないこの表現。
学校教育で生徒に教えられるのは「I’m fine, thank you.」と答えれば良いんだよ、という事だけ。
実は小学校、中学校と英語の塾に行っていた私、「I’m fine, thank you.」は何か違うと思ってた。

小学校の頃は本当に英語を楽しんで学ぶ、といった感じの塾だった。
一つのクラスに外国人の教師ひとりと小学生5人くらいが、ABCも分からないところから全部英語でスタートする、という、まるでAUSのLanguage Schoolのような感じだった。
そこでは、「How are you?」に対する答えは「I’m fine, thank you.」ではなかった。
「I’m hungry.」だったり、「Sleepy.」だったりした。

中学校で塾を変えた。
そこは英検や試験対策もやっているところだった。
文法など、私が嫌いなことがガンガン出てきた。
でも、そこでの担任の先生は凄くいい先生だった。
多分今の私と同じくらい、24歳位の若い女性の先生。
留学経験があるらしく、外国での生の生活をいろいろ教えてくれた。
「How are you?」に対する答えも「I’m fine, thank you.」ではなく、自分の好きな事答えれば良いんだよ。って教えてくれた。

確かあれは高校生のとき。
授業の初めに出席を取っていた。
いつもどおりに私の名前が呼ばれ、「How are you?」と聞かれた。
普段なら「I’m fine, thank you.」で終わらせるんだけど、その日はお腹が痛かったので「I have a stomachache.」と答えた。
そしたら、その英語教師は眉を寄せてこう言った。
「んもう、違うわよ。そこは「I’m fine, thank you.」って言わなきゃ駄目でしょ~。」
なにか、そのとき凄くショックを受けた思い出がある。
高校生ながらに「あぁ、この人の授業終わってるわ。」って強く感じた。

元々英語が好きだったわけじゃない。
理数系だった私は、暗記系の英語は嫌いな教科の一つだった。
その教師のその一言で、本当に心の底から英語に対するやる気をなくしたのを覚えている。

高校を卒業し、専門学校を卒業し、就職。
AUS行きを決めてから、外国人教師とのマンツーマン英会話教室に半年ほど通った。
最初は外国人教師が何を喋ってるのか全く聞き取れなかった。
3ヶ月、4ヶ月経つにつれ、ちょっとは聞き取れるようになり、雑談もできるようになってきた。
そこで初めて、英語、もっと喋れるようになりたい。と思った。
自分の言いたい事が上手くいえない。
話を聞きたいのに聞き取れない。
話したいのに話せないのは、喋れない悔しさに繋がった。
喋れない悔しさは、英語を勉強する気にさせた。

本屋に行って、薄い簡単な本を買った。
往復4時間かかっていた通勤時間を使って、その本丸々1冊暗記した。
マンツーマンレッスンを録音して、通勤時間に聞いた。
わからない単語をピックアップして調べ、小さなメモ帳に書き留めた。
英文の超簡単な本を買って、何度も何度も読んだ。
聞いていたFMは、BayFMからInterFMに変えた。

毎日がっつり英語勉強していたわけじゃないけれど、自分のできる範囲で、嫌にならない程度に頑張った。

多分、そのころの小さな積み重ねが、今に繋がってるんじゃないかな、と思う。
今も全然ペラペラ喋れるわけじゃない。
話してると詰まるし、ネイティブの喋る英語は拾えたり拾えなかったりだ。
でも、それでもキャサリンとは一緒に飲んで恋バナできる仲になれた。
学校で出会えた南米の友達とは、国に帰った今でもメッセンジャーで話す仲になれた。

AUSのLanguage schoolで「I’m fine, thank you.」と答えた日本人の生徒が教師に注意を受けていた。
「I’m fine, thank you.」は、堅苦しすぎる。
まるで大統領の挨拶みたいだよ。
「Good.」とか「Not so bad.」とかの方が絶対にいいよ。
それに、オージーが「I’m fine, thank you.」って言っているのを聞いた事ある?
だそうだ。

そもそも、ごきげんいかがと聞くにしても、「How are you?」だけじゃない。
「How’s things?」
「Are you Okey?」
「How’s it going?」
「How are you going?」
全部ごきげんいかがだ。

高校時代のあの教師のあの一言は、今でも間違っていると思っている。
だからって、何をどうする訳でもないけれど…。

オーストラリア 260日目」への2件のフィードバック

  1. パピー

    今日のgomaの日記は本音が聞けた感じがして
    とてもよいでした
    私も英語しゃべりて~~~~

  2. ごま

    ■ パピー ■
    んじゃ、次の電話は全部英語で話しますか!!
    お互い一言も話さずに終わる予感ですが…

コメントは停止中です。